高品質高精度の部品作り
Linus Gohle氏が驚いたのは、スライサーソフトを使ってPEEKの標準設定で印刷した部品の品質が非常に良いことである。「高温材料の印刷は多くの問題が発生しやすいが、INTAMSYS社FUNMAT HT 3Dプリンターは、ワンクリックで数時間で高品質高精度の部品を手に入れることができた」と感銘を受けた。作られた部品がすぐに生産ラインに取り付けられ、正常な生産運行を保証することができた。我々が使用したのはINTAMSYS社のオリジナルPC(ポリカーボネート)である。市販の安価な材料をテストしたこともあるが、常に印刷設定を調整する必要がある。しかし、INTAMSYS社のPC(ポリカーボネート)ではこういう手間がかからない。
「我々が持っている3Dプリンターはほぼ24時間フル稼働をしている。部品作りだけでなく、トレーニングと学習にも使用されている」。現在、メンテナンス部門のスタッフ3名がINTAMSYS社FUNMAT HT 3Dプリンターを上手に使うことができる。ほとんどの製図作業はLinus Gohle氏が担当している。「今後、3Dプリンターを利用してメンテナンス作業等の仕事を行うことが益々増えると我々は気付いた。材料と制限について知れば知るほど、3Dプリンターについての理解が深まって行く。また、INTAMSYSのスウェーデンパートナーであるAdditiva ABのサポートも受けている。設置期間中において1日の技術講習を受け、現在ではほとんどの問題は電話で解決するが、今後技術講習を更に受ける予定である。既に3Dプリンターを使う経験があるとしても、このようなサポートも重要である」