3Dプリンター3Dプリンターの使い道を代表的なものから意外なものまで紹介

テクノロジーの進歩とともに3Dプリンターの性能・精度も飛躍的に向上してきており、ビジネスでの実用性も高まってきています。
使用できる分野も私たちの想像している以上に幅広く、3Dプリンターによって変革をもたらせる業種は多々あると考えられるでしょう。

しかし、こういった話を聞くと「具体的にはどんな使い道がある?」「どんな業界で使用されている?」などと気になる方も多いのではないでしょうか。
そのためこの記事では、3Dプリンターの使い道として代表的なものから意外なものまで紹介します。

治具

3Dプリンターを使って、生産に使用する治具を造形することができます。

切削加工と同等の精度により、冶工具を一度に同じ精度で造形可能になります。
使用する材料を見直すことで治具の軽量化やより使用しやすい治具の実現につながり、データ修正のみでモデルチェンジにも対応できるようになるでしょう。
その他にも治具の制作時間や製作コストの削減、複数の部品に対応できる構造にすることによる治具の台数削減など様々な面で好影響が期待できます。

フィギュア

滑らかな曲線が美しいフィギュアの造形も、3Dプリンターが得意とする分野のひとつです。

人物を3Dスキャンしてオリジナルフィギュアを作成したり、写真を立体出力しての記念品作成をしたりなど、様々な展開が想定されます。
漫画やアニメのキャラクターを、3D化してフィギュアにするといったビジネスへの応用が想定しやすいといえます。
表面の滑らかさを追求するのであれば、光造形方式の3Dプリンターが望ましいでしょう。

飛行機

3Dプリンターは、なんと飛行機の製造にも用いられています。

FDM式プリンターで飛行機の部品を作るという試みは、アメリカで長年に渡り行われており、1機あたり1,000個以上の部品が使用されているといわれているのです。
3Dプリンターの活用によってコストダウンや部品在庫の削減、組み立て効率の向上など様々な面において好影響が期待されます。

医療

3Dプリンターの進化は、医療分野にまでも及ぶことが期待されています。

人工臓器や義手や義足などに、モデリングしたパーツを用いることができるようになると考えられているのです。
既に骨格標本や人体模型はモデリングしたものを使っている学校もあり、医療分野での実用化も決して遠い未来ではないでしょう。

自動車

自動車業界においては、構造部品や製造機器のモデルングにまで使用されてきています。

既にアメリカの自動車メーカでは大型の3Dプリンターの導入が進められており、全体の75%を積層造形3Dプリンターで作られた自動車なども登場しています。
3Dプリンターの活用によって設計変更のたびに生産ラインを変更する必要がなくなり、部品の修理などが自宅で行えるようになります。
現代ではまだ実験段階ですが、これからますます浸透していくことが予想されるでしょう。

学校

3Dプリンターの活躍の場は、教育分野にも広がってきています。

物体・生体の構造を理解するためのツールとして造形物を利用する、立体造形物をデザインの勉強に用いるなど、様々な利用法がされているのです。 さらに近年では実際に3Dプリンターを用いたワークショップなどを行い、ものづくりの体験を子供たちにさせてあげるような取り組みも進められています。

基本となる3Dプリンターについての知識を抑えておきましょう

3Dプリンタ―には様々な用途があり、身近な乗り物から、教育・医療といった分野まで幅広く活用されていることがお分かりいただけたかと思います。
しかし、実際に自社へと導入する場合には形式や使われる素材などの情報も事前にしっかりと確認をしておく必要があります。
3Dプリンタ―にまつわる基本的な情報について興味のある方は、コチラの「3Dプリンターの代表的な方式や材料と、導入のメリット」の記事をご覧ください。

3Dプリンターの使い道は様々です!

今回は、3Dプリンターの使い道について紹介してきました。
自社にとって、3Dプリンターの導入が有効か判断する材料となりましたでしょうか?
3Dプリンターの使用用途は多岐に渡るため、アイデア次第で様々なビジネスに役立てられるでしょう。

フュージョンテクノロジーでは、高性能機種やリーズナブルなものまで、さまざまな3Dプリンターをご提供しています。
3Dプリンターについてのご相談はぜひ株式会社フュージョンテクノロジーまでお寄せください。