3Dスキャナ『3D SCAN』のお話

全国の3Dプリンター愛好家の皆様、今回は待ちに待った3D SCANのお話をしてみたいと思います。皆様一口に3D SCANNERと言っても、立体物の形状の計測原理や方式には大きく2つございます。①「接触式」と②「非接触式」です!

では、今回紹介するのは今巷で話題の『EinSCANシリーズ』の「非接触式」!
物体に触れずに3次元形状を取得する「非接触式3D SCANNER」!

「光(格子パターン)投影法」や「レーザー光方式」など、いくつかのスキャニングの方式がありますが、一般的な原理としては、光源を対象物に当てて反射する時間差や照射角度を解析して3次元形状を取得します。

各方式ごとの特徴について

-光(格子パターン)投影法 縞パターンを投影して計測する方式。高速・高性能なSCANが可能でSCAN面は滑らかなのが特徴だが、暗所での作業が必要となる。

-レーザー光方式

スリットレーザー光で対象物をSCANして、その反射光をCCDで受光 三角測距の原理で対象物との距離情報を得て3次元形状を取得します。
SCANが揺れる(表面がボコボコになる)傾向にあるが、 明るい場所でSCANできる。

3D SCAN プロセス:

3D SCANによるデータ取得

3光線を対象物に当てて反射する時間差や照射角度を解析して3次元形状を取得し3次元 (XYZ) を継続的に記録します。

結果として得られるデータ

レーザーがオブジェクトの表面形状全体をキャプチャする際に、オブジェクトの形状は「点群」と呼ばれる何百万もの点としてコンピューターモニターに表示されます。

アプリケーションによるSTL化

巨大な点群データ ファイルが作成された後、それらは1 つのオブジェクトとして3次元表現(メッシュ)にマージされ、STLとなります。

アプリケーションによるメッシュデータの修正

(必要に応じてCADで編集できるように) SCANした3Dデータは完璧に対象をSCANすることが難しく、どこかしらに穴や意図しないモノがSCANされることがあるので、データの編集を行いSCAN対象物と比較し余分な部分を編集していきます。 (必要に応じ3D CADで編集または加工可能なIGSやSTEPデータにコンバートする場合もある)

SCAN事例の紹介

今回はなんとあの半導体やダイヤモンドスクライブツールで名が高いテクダイヤ様に実…協力いただきました。

テクダイヤ様URL https://www.tecdia.com/jp/

使用した3D SCANNERはEinSCAN HX(万能選手!ですね) 本来は黒色なパーツや金属パーツがSCANできちゃうすごい3D SCANNERですがなんと人もSCANできるのです。

※本来は人物SCAN用途ではございません。

実際にテクダイヤ代表の小山様をSCANしてる様子です。

で完成したのがこちら

小山社長1
小山社長2

ずっしりと、構えられてる姿が素敵ですね。

テクダイヤ様ご協力ありがとうございました。

※こちらのSCANデータは下記サイトよりダウンロード可能でございます。

https://www.thingiverse.com/thing:4887850

各段、技術の進歩を自分でも感じました。

こちら全国どこでもデモSCANを行っておりますので
詳細につきましては下記メールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。
それでは皆様、良い3Dソリューションライフを!

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