大手3D材料メーカーPolymaker社と共同開発。10月には展示会にて世界初展示を行いました。
産業向けの3Dプリンター・マテリアルの輸入販売を手掛ける、 株式会社フュージョンテクノロジー (本社:東京都豊島区、代表取締役:井上 勤)は、 シンガポールのAMESOS社と日本代理店契約を締結。
2023年をめどに、同社の産業用3Dプリンター【Blade 1】の日本国内での発売を決定しました。
最大印刷速度300mm/s・最大加速度5000mm/s²の高速造形と、その高速造形に適した樹脂を3Dプリントフィラメントの大手メーカーPolymakerが共同で研究開発。 高速造形でも安定した造形を行うため、機械技術面・そして樹脂材料面から新たに開発を行う意欲的な製品となります。
AMESOS Blade1 Pro 製品の開発を行うAMESOS社はアクリビス・システムズ社(Akribis Systems Pte Ltd)のスピンオフ企業です。
アクリビス・システムズ社は日本の三菱電機株式会社の出資でも話題となった、リニアステージ(リニアガイドや架台などを組み合わせた製品)の大手サーボシステムメーカーです。過去5年、3Dプリンター分野では、他社へのリニアレール等の出荷実績があります。
弊社関連会社の株式会社サンステラが日本総代理店として取り扱う3Dプリンターフィラメントメーカー・Polymaker社も開発に参加。高速造形時でも安定した造形品質を担保する高速造形用フィラメントの供給も、株式会社フュージョンテクノロジー(および関連会社株式会社サンステラ)が行います。
一般的な3Dプリンターでは、一般的には、30~50mm/s程度が推奨される印刷速度です。
これは、3Dプリンターの性能だけでなく、樹脂の吐出性能も関係します。機械の性能がどれだけ早くなっても、動作と樹脂の性能が追いついておらず、結果的に糸引きや気泡・ノズル詰まりなどが発生するためです。
Blade 1では、リニアステージの専門企業アクリビス・システムズ社のリニアモーター技術により高速造形時にも安定した動作を実現。
また、専用の樹脂は3Dプリンターフィラメントの大手企業・Polymaker社と連携し、専用のハイフロー高速造形樹脂を開発。
通常の機器開発のみでは不可能であった材料面・駆動面での課題を克服し、最大印刷速度300mm/s・最大加速度5000mm/s²の高速造形を可能にしました。
通常推奨速度の約3倍である、150mm/sで造形した場合の例
【AMESOS Blade 1 Pro】 ※試作品につき変更となる場合があります。
2022年10月5日(水)~7日(金)開催の関西ものづくりワールド内「次世代3Dプリンター展」に株式会社フュージョンテクノロジーも出展いたしました。世界に先駆けて、AMESOS社製品を展示・実演を行い、次世代の速さと造形精度に大きく注目が集まりました。
株式会社サンステラのBtoB向け事業として2014年に設立。 国内3Dプリンターメーカーとして独自ブランド「L-DEVOシリーズ」を製造販売する他、INTAMSYS日本総代理店、Formlabs日本正規代理店として世界中の優れた3Dプリント機器・各種造形材料の輸入販売・技術サポートを行っています。 2014年の設立以来一貫して3Dプリンティング技術を磨き続け、世界中のさまざまな産業・分野に対して、多くの技術革新をもたらしています。